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高校の勉強はめちゃくちゃ役に立つ

育志館大学受験科ウィンゲート講師の一色です。

 

史上最長の梅雨がようやく明けて、すっかり真夏の暑さになりました。

皆さんはこの暑さに対して何を感じますか?

「暑くてしんどい」とか、「この暑さが好きだ」とか色んな感想を持つでしょう。

ここまでは当たり前のことですよね。

しかし高校までの学問を学んだ人は、同じ夏の暑さに対してもっと色々な視点を持つことができます。

 

統計を学べば、夏の暑さとアイスの売り上げの相関をしらべてみたり、

文学を学べば、暑さに対する作家ごとの表現の違いを楽しんだり、

歴史を学べば、気候と政治の関連に想像力を働かせたり、

地理を学べば、暑さと文化の関連に思いを馳せたり、

地学を学べば、地球規模のダイナミックな気象現象を体感できたり、

英語を学べば、気象に関する英語の論文だって読めてしまう。

 

高校の勉強が何の役に立つか分からないという人がいますが、めちゃくちゃ役に立ちます。

ちゃんと勉強した人は世の中のあらゆるものに対して、何通りもの楽しみ方ができるんですよ。

これだけでも人生を豊かにするには十分すぎるほど役に立つと思いませんか。

 

ところで物理を学んだ人はこの暑さをどう楽しむのでしょうか。

暑さの原因は気温。つまり大気の温度ですよね。

気体の温度を変えるには外部から仕事をするか、熱を加える必要がありますが、夏の暑さの主な原因は太陽光からの熱であることはすぐに想像がつくと思います。

さあこの熱ですが、物理では熱は何らかのエネルギーと交換可能な概念として扱います。

例えば地球を温める熱は、元は太陽光、つまり光エネルギーだったと言えます。

では、夏に温められた地球の熱は冬に向けて冷えていきますが、その時この熱は何に変わるのでしょうか。

ほとんどは放射によって宇宙に拡散します。具体的には赤外線などの電磁波の形でエネルギーに変わります。

しかし、地球上で他のエネルギーに変換される場合もあります。

例えば風。風は大気の温度差が原因で空気の分子が一定方向に移動するために起こるのですが、その温度差の原因も元を辿れば太陽からの熱です。その風力は一部風力発電によって電気エネルギーにも変換されますね。

また、水が蒸発するのにも大気中の熱が使われます。蒸発した水はやがて雨となり山に降りますが、結果だけ見ると水が低い場所から高い場所に移動したことになりますよね。

つまり大気中の熱が結果的に水の位置エネルギーに変換されたことになるのです。

この位置エネルギーも水力発電によって電気エネルギーに変換できます。

 

難しい計算抜きにしても、色々とダイナミックなエネルギーの流れを想像できて楽しくないですか?

高校の内容だけでも、一生かけても楽しみ切れないほどの「視点」のヒントが詰まってるんですよ。

 

育志館大学受験科ウィンゲートでは徹底的に学習計画が管理された映像授業とベテラン講師の対面授業だからこそ、

「わかる」「できる」を実感していただけます。7月の学習相談会は毎週土曜日17:00~18:30です。

 

また無料体験授業も実施しております。予約制となっておりますので事前にお電話にてご予約をお願いいたします。

高校生になって、塾に通っていない方などはお気軽にお問合せください。

 

育志館大学受験科ウィンゲート 0774-66-2652

 

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