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気候危機という言葉

こんにちは。育志館州見台スクールの国語・社会担当の橋本です。

 

今週にあった授業の中である生徒が、「地球温暖化って言うけど、温暖化以外の影響もあるからもうそんなふうに言ったらあかんらしい」と学校の先生から説明を受けたと聞きました。ではなんと表現すればいいのか、その肝心なところは忘れてしまう素敵な生徒さんなので少し調べてみたところ、恐らく「気候危機」または「気候非常事態」という言葉のことなのかなと思いました。

気候変動という言葉よりも緊急性が高く、一刻も早く対策を打たないと手遅れになってしまう、という強い危機感が表れている表現だなと感じます。

 

確かに近年は日本だけでなく、世界中で干ばつや洪水、暴風雨、さらには寒波も発生しています。そういった天候異常を知らせるニュースの頻度は高くなり、異常というよりもそれらが常態化してしまう恐さを強く感じるようになりました。観測史上最多・最少、最高・最低・・・なんて言葉もよく目にするようになり、そろそろ平年並みという言い回しが薄れてしまいそうです。

気候危機も地球温暖化も、気候非常事態も、表現は異なっていても世界中の人たちみんなで共有しなければならない「差し迫った危機意識」という意味では差異はないのではないでしょうか。

 

州見台スクールの玄関横にはそういった、今の世界の状況を知ることができる雑誌や新聞が設置されています。気候以外にも政治や国際情勢、科学、スポーツなど様々なニュースが詰まっていますので、早く来すぎたり、またはお迎えを待っていたりするときなど、10分、15分ほどの待機時間だからとスマートフォンで時間を埋めようとする前に一度、世界のニュースに手を伸ばしてみてほしいと思います。

 

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