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条約などの覚え方

こんにちは。州見台スクール国語・社会担当の藤谷です。

育志館ではゴールデンウィークが終わり本日から平常授業が始まります。

社会に関しては春期講習からの先取り学習でおおよそのテスト範囲は網羅出来ていると思います。

特に中学三年生の皆さんは社会(歴史)に関してはほぼ全てのテスト範囲をカバー出来ているでしょう。

今回の学習範囲は人名・条約名・戦争を行った国名等覚えることが多くて苦労した人もいるのではないでしょうか。

授業でも時間の許す限り指導範囲に関する背景などを説明しましたが大戦中の条約のお話などは理解を深めるためにも非常に有意義なので再度簡潔に説明していきたいと思います。

例えば第二次世界大戦中の1941年に締結された日ソ中立条約は日本が北方の安全を確保した上で南に軍を集中して進軍させたいという考えとソ連が東方の安全を確保した上で戦力を西方への対ドイツ戦に集中させたいという考えが合致し結ばれたものです。

それを理解できれば日本は東南アジアに進出したことおよびソ連がドイツと戦っていたということも連鎖的に覚えることが出来ますね。

このように条約などを締結した国がどのような思惑でその条約締結に至ったか考えることが出来るとその時代の動きが把握しやすくなり歴史の学習単元が単に記憶すべきものではなく過去の人・国の動きを記したものすなわち非常に動的なものと見えてくるようになるでしょう。

今までの人類史の大きな出来事が歴史という単元には凝縮され記されています。

ですのでそれらを単にテストのために暗記するだけのものと捉えてしまうことは非常に勿体ないことであると私は思います。

塾に来てくれている皆にはぜひ歴史を「動きに満ちたもの」して考えて頂けるよう先生も努力していきますのでみんなも一緒に頑張っていきましょう。

 

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