この3連休は，台風14号によって日本各地に大雨や暴風がもたらされました。

このあたりはそれほどひどくありませんでしたが，九州や中国地方では，土砂崩れや河川の氾濫など，大きな被害の出たところもあるようです。

また，新たな熱帯低気圧が発生し，週末にかけて北上してくるようで，次の3連休も大雨や暴風に注意が必要なようです。

台風には，「1号」「2号」とその年に発生した順に番号がつけられているのは，みなさんご存じだと思いますが，

それ以外に「テンビン」や「ダムレイ（カンボジア語で“象”の意味）」などの名前もつけられているのを知っていますか？

2000年から、東アジア地域の太平洋で発生した台風に関しては、直接影響を受ける東アジアの14カ国が加盟する台風委員会が名前をつけることになりました。

タイやベトナム、中国、カンボジアなどの加盟国14カ国がそれぞれ10個ずつ、あらかじめ台風の名前を用意しています。

つまり、台風の名前は140個決まっていて、それが順番に名付けられているんです。

日本も、上で述べた台風委員会に加盟しているため、日本語でも14の名前が登録されています。

日本から出された台風の名前は、テンビン・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コグマ・コンパス・トカゲ・ハト　の以上10個で、テンビン⇒てんびん座のように全て星座を意味しています。

ちなみに，直近の日本語の名前の台風は，8月22日に発生した10号で，「トカゲ」だそうです。

台風に対し，その進路や被害状況だけでなく，その名前にも注目すると，より興味がわいてくると思います。

くれぐれも，台風が来ているときに，不要な外出をしないようにしましょう。

州見台スクール　岸本