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バランスを取ること
こんにちは。育志館州見台スクールの国語・社会担当の橋本です。
朝晩の気温の低さはまだ残るものの、初夏を感じるような気候になってきましたね。
来週は時期外れの台風が日本列島に迫るようですが、いよいよ梅雨のシーズンも近づいてきたのかもしれません。5月に台風が接近するなどおそらく経験したことがないですが、もはやそれが異常なこととは思わない、という人も多いのではないでしょうか。気候変動には敏感でいたいものです。
今年の夏もまた、こういった例年にない気候の不安定さが起こるのではと思いますが、今年はさらに、電気代の値上げという抜き差しならない問題も受け入れなければなりません。
ニュースなどでも度々取り上げられているのでご存知だと思いますが、その原因となっているのが燃料価格の高騰です。コロナパニックも落ち着き、世界経済が回復する中で原油の需要が増してきたということがまず一つ、そしてやはりウクライナ侵攻による経済制裁を受けているロシアが輸出入を制限されてしまったことも大きな原因の一つだと思います。原油以外にも天然ガスや石炭といった燃料の価格が高騰しているということも、電気代を押し上げる要因になっているようですね。
原子力発電を停止していることによる電力供給の減少、さらに火力発電所も休止されたり廃止されたりすることが全国で相次いでいることも、安定した電力供給を難しくしているようです。電力自由化によって企業の価格競争が起こり、採算が合わないと停止または廃業するような事例も増えてきています。
再生可能エネルギーの普及という意味では、日本における火力発電量の減少はポジティブに受けとめたいと思いますが、それが家計へ小さくない影響を与えていることからも、改めて「バランス」を取ることの難しさを痛感します。
いくつかの地域の電力供給企業が値上げを行うことが決まったようですが、関西電力は値上げを行うことはまだ考えてないということですので、個人的には少しほっとしていますが、この先どうなるか分からないですね・・・これからやってくる熱い夏に、エアコンなしで授業を受けるなんてことはもはや現代人には考えられないようになっていますので、快適さと節電とのバランスをこれまで以上に丁寧に考えていかなければなりません。
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