こんにちは。育志館州見台スクールの国語・社会担当の橋本です。

先週は木津中学校の修学旅行、そして今週は木津南中学校の修学旅行です。

GW明けから、いやその前から休み時間や授業後はおよそそういった類の話で盛り上がっていて、女子生徒さんたちの興奮したキャーキャー声が少し煩いほどでした（ごめんよ）。

そんな修学旅行についてですが、おそらくどこの学校も同じ悩みや葛藤を抱えていると感じました。

そう、スマートフォンです。

細かいところで言うと他にも髪を整えるコテなども女子生徒の間では差し迫った議題として話し合われていましたね。

今回は全員スマホを持って行くことが禁止され、家庭へもその周知と徹底の連絡があったようです。生徒たちの話題の中心にあったのはやはり、それでもスマホを修学旅行に携帯していくかどうか、ということでした。

確かに今のスマートフォンのカメラの機能は充分という言葉をはるかに上回るほどの素晴らしい性能です。一生に一度の仲間との旅行、その一瞬のハイライトを写真で残しておきたいのはみんな同じ気持ちではないでしょうか。

しかしながらプロカメラマンも同行されるので、写真の商品価値を下げないといった大人の事情も多寡にあると思います。

そしてそれよりも学校側が危惧されているのは、お風呂場など公共の場での撮影や、SNSに上げることによる不可避なトラブルが発生してしまう可能性があることではないでしょうか。友人同士だけで楽しむつもりが、いつの間にか一般の目にさらされてしまい人生の危機に陥る若者のニュースが盛んに報道されていましたしね。

引率の先生は旅行を楽しむ余裕はほとんどなく、いかに無事で、問題なく、トラブルを起こさず、安全に帰って来られるかということに腐心しておられるはずですので、今回のスマホ禁止については様々な葛藤があったかと思いますが、私個人としては、その対応で良かったのではないかと感じます。それに普段、手に張り付いているのではないかというくらいずーっと触っているスマートフォン、これは受験生の強敵になり得るものですので、これをきっかけに少しずつ距離を置いていくのもいいかもしれません。

とにかく無事に、そして楽しかったーと報告してくれたらうれしいですね。