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クレセントムーンの面積

いろいろな図形の面積の問題で、とても美しいと感じる問題が、

「ヒポクラテスの三日月」と呼ばれる求積問題です。

この問題は中学入試でもよく出題されますし、三平方の定理の勉強にも使われる有名問題です。

6cm、8cm、10cmの直角三角形のまわりに、直径が6cm、8cm、10cmの半円を描きます。

色のついた2つの三日月型の面積の和を求めなさい。

 

①直径6cmの半円 3×3×3.14÷2=14.13

②直径8cmの半円 4×4×3.14÷2=25.12

③直径10cmの半円 5×5×3.14÷2=39.25

④三角形の面積 6×8÷2=24

色のついた2つの三日月型の面積の和=➃三角形+①直径6cmの半円+②直径8cmの半円-③直径10cmの半円

24+14.13+25.12-39.25=24

答え)24平方センチメートル

 

ここで大切なことは、①+②=③となる決まりに気が付くと、三日月の面積=三角形の面積になります。

この①+②=③になることは、直角三角形ならば必ず成り立つ決まりで、三平方の定理と呼ばれます。

本格的に学習するのは中学3年生になってからですが、面積の意味が分かれば小学生でも理解は可能です。

このようなちょっとした発見が、算数や数学を楽しい勉強へと変化させますよ。

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