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できること
本日は,京都府公立高校の中期選抜入試でした。
今まで頑張ってきた成果を出すことができたでしょうか?
また,育志館では,昨日より新年度の授業がスタートしました。
新中1生は,実際にはまだ小学6年生ですが,塾ではもう中1生ということで,夜7時から10時までの授業でした。
中には,普段は10時にはもう寝ている!という人もいるのではないでしょうか?
慣れるまでは大変かもしれませんが,頑張りましょう!
話は変わりますが,今,ウクライナで起こっていることをご存じでしょうか?
ロシアという国の軍隊が,その隣の国であるウクライナを攻撃しているのです。
そして,ウクライナの兵士の人たちだけでなく,一般の人たちも犠牲になっています。
戦争が起こっていて,たくさんの人たちの命が失われているのです。
「遠い遠い国での出来事なので,自分には関係ない。」と思っている人も多いのではないでしょうか?
確かに関係ないかもしれませんが,私たちがふつうに暮らしている間,ウクライナには,爆撃におびえながら暮らしている人たち,安全な国に避難しようとしている人たちがたくさんいます。
でも,それを知ったところで,自分たちには何もできないし,やっぱり関係ない。と思ってしまうかもしれません。
ウクライナでの戦争に対して,私たちができることは何でしょうか?
大人であれば,募金や寄付をしたり,「戦争反対」のデモに参加したりすることができます。
小学生,中学生の子どもでも,誰でもできることもあります。
それは「知ること」です。
日本人で最もウクライナに詳しい,神戸学院大学の教授で,ウクライナ研究会の会長で,私の友人でもある岡部芳彦氏がそう言っていました。
ウクライナがどこにあって,どういう人たちがいて,どんな場所があって,どのような歴史があって・・・
少しでも多くの人たちが,ウクライナのことを知って,関心をもってくれるだけでもありがたい,と言っていました。
ここからは私の意見ですが,知っていく中で,自分自身では直接できなくても,まわりの大人を動かすことができるかもしれません。
また,今回は何も行動できなかったとしても,大人になったときに,いち早く行動できるようになっているかもしれません。
中には,平和や復興に携わる仕事に就こう,と考える人がいるかもしれません。
そこまでいかなくても,「戦争について」「平和について」「命について」考える時間を少しでももつだけでもいいと思います。
←ウクライナのゼレンスキー大統領と岡部氏
最もよくないのは,ちゃんと知りもしないで,批判したり,行動に出たりしてしまうことです。
ウクライナを攻撃したのはロシア“軍”であって,ロシア“人”ではありません。
日本に住むロシア人やロシア料理店が嫌がらせを受けた,なんてニュースもあります。絶対にいけないことです。
ロシアという国自体が,ロシアに住む人たちがすべて悪いというわけではありません。
実際にウクライナを攻撃したロシア軍の兵士も,ロシア国内で軍事演習をしていると思っていたら,実はウクライナを攻撃していた,と後から知ったそうです。
騙されて,いつの間にか戦争に参加させられていた,というわけです。
また,ロシア国内のテレビやラジオでは,ロシア軍がウクライナを攻撃しているということは報道されていないそうです。
SNSなどネットを通じて情報を得ることはできるようですが,画像や動画が貼れないように規制されてきているようです。
ロシア国内で,戦争反対のデモを行った人たちが何千人も拘束された(つかまえられた)そうです。
悪いのは,プーチン大統領をはじめとするロシアのエライ人たちです。
(自分たちは,悪いことはしていない。正しいことをしている。と思っているのでしょうが・・・)
長くなってしまいましたが,とにかく「知ること」「正しく知ること」が大切です。
そして,そこからいろいろと感じること,考えることが大切です。
とにかく,一刻も早く平和が訪れることを願っています。
州見台スクール 岸本
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