先日，トンガの火山島の噴火に伴い，「津波警報」「津波注意報」が出されました。

普段，理科の授業で，「海底を震源とする地震によって起こる大きな波を津波という」と教えています。

分かりやすく，「地震のときだけが津波」，「台風などで波が大きくなっても，津波とは言わない」と教えています。

今回の「津波」は，火山の噴火によるものなので，「津波といえるのか？」と思い，調べてみました。

気象庁の記者会見で，「今回の潮位変化は津波かどうか分からない」「メカニズムも不明」と説明していました。

また，「今回のような特異な海面の変動や潮位の変化を伝える手段がとっさに無いなかで、津波警報や注意報の枠組みを使って伝えるという運用を初めて実施した」という説明もあったようです。

本当に「津波」といえるかどうかは，はっきりしないようなので，今後も調べていきたいと思います。

ということで，とりあえずは「地震などによって起こる大きな波……」と，“だけ”ではなく，“など”と教えるようにしようと思います。

州見台スクール　岸本