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細胞をcellと名付けたのはだれ?
育志館大学受験科ウィンゲート講師の一色です。
基本的な知識のはずなのに意外と多くの人が間違える問題ってありますよね。
表題の「細胞をcellと名付けたのはだれ」なのか、ちゃんと答えられますか?
高校で生物を選択した人は絶対に答えられなければいけません。
正解は、ロバート・フックです。
彼は1665年、当時最先端だった顕微鏡を使ってコルクの細胞壁を観察し、その様子が小部屋のようだったため、cellと名付けました。
しかしこの問題、レーウェンフックと間違える人が非常に多いです。
レーウェンフックもフックと同時代の人ですが、彼は顕微鏡で多くの微生物を観察したことで有名な「微生物学の父」として知られる人物
です。
同時代に、似た名前の人が、似たような業績を上げているのですごく紛らわしい。
しかもロバート・フックの方は、物理ではフックの法則でも出てきます。
生物、物理両方で名前が出てくるのですが、これが同一人物だと気付いていない人も多いんですよ。
異なる分野で同じ人物が出て来るのって面白いですよね。
複数の分野で名前が上がる人と言えば、デカルト・パスカル・ライプニッツのように哲学者として知られる一方、デカルト座標系・パスカ
ルの三角形・微積分と数学でも名前が出てくる人もいます。
ただ、当時は哲学と数学・物理が明確には分かれていなかったので、本人達はマルチに活躍している意識はなかったのかもしれません。
政治家でもあり学者でもある人も多いですね。
有名な所だとベンジャミン・フランクリン。
アメリカ独立戦争でフランスを参戦させることに成功した政治家として有名なだけでなく、凧を使って稲妻が電気であることを証明した命
がけの実験でも有名です。
古代ローマまで遡れば、哲人皇帝として有名なマルクス・アウレリウス・アントニウスや、カエサルの政敵キケロなど、哲学者が政治家に
なった例も多いです。
哲学者が政治をすべきと主張したプラトンの影響でしょうか。
こういった話は上げればキリがないのですが、そもそも学問には境界線なんてないことがよく分かるエピソードだと思います。
好きな科目、嫌いな科目がはっきり分かれる生徒が多いですが、もっと広い視野で学問自体を楽しんでもらえるような授業がしたいと常々
思います。
育志館大学受験科ウィンゲートでは徹底的に学習計画が管理された映像授業とベテラン講師の対面授業だからこそ、
「わかる」「できる」を実感していただけます。6月の学習相談会は毎週土曜日17:00~18:30です。
また無料体験授業も実施しております。予約制となっておりますので事前にお電話にてご予約をお願いいたします。
高校生になって、塾に通っていない方などはご気軽にお問合せください。
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