関西の私立大学では、前期日程も終了し、
これから中期日程、後期日程へと。
そして国公立大学では、2次試験(各大学の個別試験)が来週始まります。
その2次試験は、各大学で独自の試験方法で実施されます。
3科目の学科試験であったり、小論文+面接であったり、
英語の論説文を読んで、日本語の小論文を書くものもあります。
WINGATEでもひとりひとりに合った対策を実施しています。
先ほども休憩時間にある生徒の面接練習をしました。
これからは難関国立大の対策の授業です。
今日これから教材として扱う過去問をひとつ紹介します。
Imagine a wind farm will be built
in an open space close to where you live.
Write a 70-100 word paragraph
which either supports the development or oppose it.
You have to give concrete reasons
to support your argument.
「あなたが住んでいる場所の近くの空き地に、風力発電基地が建設されることになっていると思ってください。その開発を指示する文、
または支持しない文を70-100語のー段落で書きなさい。自分の主張を裏付ける具体的な理由をあげなければなりません。」
英作文の問題としては、「風力発電」という一般的な題材ですので、
決して難しい問題ではありません。
ただ、この問題に割ける時間はおそらく5分程度。
もし10分もかかってしまうと解答できない問題ができ、
合格はその段階であきらめなければなりません。
問題文を読んだら、ほとんど瞬時にどちらの立場を取り、
どのような論理展開・構成にするのかを判断し、
文法的・語法的に正確で
適切な語彙の選択しながら一気に書き上げる必要があるのです。
みなさんもお気づきのように
これは「英語」の試験問題ですが、
求めらているのは「英語力」だけではありません。
普段から社会に起きている様々な出来事に関心を持ち、
そのことを「知っている」にとどまらず、
それに対する自分なりの「意見を持つ」という
大人としての基本的な力が求められているのです。