先日、興味をひかれる作品があったので、またまた映画鑑賞に行ってきました!
さて、皆さんはアラン・チューリングという人物をご存知でしょうか?
きっと、初めて聞いた人が方が多いのではないでしょうか。
私も、この作品を通してチューリングという人物を知りました。
それは外国の方たちにとっても決して例外ではなく、
―洋画が好きな方ならご存知だとは思いますが―海外ドラマ「シャーロック」で一躍有名になったベネディクト・カンバーバッチが演じたことで、国際的にも知名度のあまりなっかたチューリングの名が広く知られるようになりました。
そう、私が今回鑑賞した作品こそ、その映画、「イミテーション・ゲーム」です。
この人は、英国の天才数学者であり、第二次世界大戦でドイツ軍の使う難攻不落の暗号「エニグマ」を破り、戦争の終結に多大な貢献をもたらしました。
今作は、その過程を描いた伝記であり、歴史ドラマです。
チューリングは、その賢さ故なのかはわかりませんが、あまり人付き合いがうまくありませんでした。
人と一緒に話したりするよりも、一人で黙々とクロスワードパズルをすることを好みます。
同僚が「昼ご飯にしよう」というと、「サンドイッチを買ってきてくれ。」と言う。
(もちろん同僚は「一緒にご飯に行こう」という意味で言っていますが、チューリングにはそれが理解できません。)
彼は人の言葉を額面通りにしか受け取れないのです。その言葉の裏に隠された意図や意味を読み取ることができません。
言ってしまえば、彼は周りから見れば「変人」なのです。
しかし、そんな彼が、ドイツの暗号を瞬時に解読するための機械を作り、見事成功するのです。
そして、そのチューリングが作った機械は、皆さんが普段使い、また今この瞬間に私がブログを書くために使っている、「コンピューター」の始まりだと言われています。
最後に、私がこの作品を観て、最も印象に残った台詞をご紹介させていただきたいと思います。
「時に思いもよらぬ人が、偉大な偉業を成す」
育志館の子どもたちの中にも、将来、偉業を成し遂げる生徒がでてくるのでしょうか?