こんにちは!育志館・加茂スクールの辻本晃平です。
ここ数日やたらと寒い日が続いていますね。
皆さん風邪など引いてはいませんでしょうか?
どうしてこれほどまでに寒いのかというと、何やら「冬将軍」なるものが日本列島に接近しているからだそうです。
冬将軍? 聞き慣れない言葉につい耳が反応します。
調べてみると、これは「厳しい冬の寒さを擬人化した」表現ということです。
Wikipedeaによるとその語源は「1812年のロシア戦役でのフランス軍の敗退をイギリスの記者が『general frost』と表現したことであるとされる」とあります。
また、歴史を見ると、ロシアはこの気候の利を生かし、戦争で幾度も敵を撃退したそうです。
擬人法って面白いですね。戦時下というバックグラウンドがあったとはいえ、「寒さ」から「将軍」という言葉を連想する力には感服します。
まさに今の京都の寒さにも当てはまるしっくりくる表現だと思いませんか。
でももしこれが例えば「冬商人」だったなら、やはり将軍ほどにしっくりはこないですよね。
僕なんかは、それはそれで想像を掻き立てられるわけですが。(笑)
僕は国語も教えているのですが、言葉について学ぶときはこうした遊び心が割に(というかかなり)大事なのではないかと僕は考えています。「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、楽しむことって、大事です。ホントに。
学生の皆さんは「授業」、「勉強」などという言葉を聞けば、「嫌なこと」、「辛いこと」、というイメージを持つ人が大半ではないかと思うのですが、それはとても残念なことです。
何かを学ぶことで、それが自分の身につく・自分の力になる、ということほど楽しく、心踊ることなど、ちょっと他にはないのではないか、と僕は思うからです。
もっとも学生が勉強を楽しむことができないのは、それを教える大人たち・教師たちが彼らに楽しみを伝えることができないからではないか、と思いもするわけで、常々自戒の念に駆られます。
というわけで、今日も楽しい授業にすべく、頑張りたいと思います!