お盆休みの真っ最中ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
この時期、終戦記念日や日航ジャンボ機墜落事故、また今年は集中豪雨や静岡県中部地震による被害など、“生命”の大切さを改めて考えさせられる機会が多くあります。
私自身も、個人的に“生命”について考えさせられる出来事がありました。
去る8月10日、私の大切な人が亡くなりました。
病死でした。
病気が治ったら、良くなったら・・・と、ある約束もしていました。
彼女は十数年、闘病していました。
私も、この4年ほど一緒に闘いました。
私は、自分にできる限りのことをしてきたつもりですし、もちろん彼女も精一杯頑張ってきたんだと思います。
彼女は“有美子”という名前でした。
その名の通り、(見た目はともかく)「心に“美しさ”の“有る”“子”」でした。
明るくて、優しく思いやりがあり、真面目で責任感が強く、誰からも好かれる人でした。
そのため、ある病気にも好かれてしまい、断ることもできず、受け入れてしまいました。
家族も含め、自分に近い存在の人を亡くすのは初めてのことで、とにかく泣きました。
こんなにも出るのか、と思うくらい涙が溢れ、止まりませんでした。
“悲しい”とか“辛い”とか、そんな言葉では表現できないような感情でした。
私のお別れの言葉として出てきたのは、「ありがとう」でした。
「何でや!」「あの時こうしていれば…」「これからどうしたらいのか・・・」など、いろいろと思いましたが、最後に出てきたのが「ありがとう」という“感謝”の気持ちでした。
とにかく、「ありがとう」「ありがとう」と何度も何度も言いました。
彼女と出会ってから、いろいろな経験をさせてもらい、人として成長することができました。
そのことに対する“感謝”の気持ちでした。
それから、これからのことを考えました。
これから私の一生をかけて、彼女に対する“恩返し”をしていこうと決めました。
ちょうど「塾の講師」という、生徒やその保護者という人前に立つ立場にあることを、またこうしてブログを通じてたくさんの人たちにメッセージを伝えることのできる立場を利用させてもらって、あることを伝えていこうと決めました。
「健康であることの大切さ・ありがたさ」「生命の尊さ・大切さ」といったことを、いろいろな形で、できる限りの人に伝えていきたいと思います。
世の中には、病気で苦しんでいる人がたくさんいます。
また、その病気に勝てずに生命を落としてしまう人もたくさんいます。
病気になろうと思って病気になった訳ではないし、治したい、治りたいと思っていても治らないこともあります。
その一方で、自ら健康を害することにつながることを、平気であるいは無意識のうちにしてしまう人もたくさんいます。
とにかく、すべての人に「健康の大切さ・ありがたさ」をもう一度よく考え直してほしいと思います。
「手洗い・うがいを必ずする」、「無茶な夜更かしや徹夜はしない」、「食事をしっかりととる」といった、小さなことに思えることでも、大切なことだと感じてほしいと思います。
また「“生命”の尊さ」をもう一度考え直してほしいとも思います。
たとえ、どんな人の“生命”であっても。
人は誰も、一人で生きているのではありません。
家族や友人、恋人などたくさんの周りの人に支えられ、支えあって生きているのです。
今回、たくさんの人の悲しむ姿を見て、また自分自身も経験して、改めて感じました。
決して、自分の“生命”を、他人の“生命”を粗末にするようなことをしないでほしいと思います。
また「死ね!」なんて言葉を、軽々しく言わないでほしいと思います。
たとえ、それが本気でなくても。
そして、もう一つ。
これから“先生”として、たくさんの子供たちに接していきますが、そのみんなに「“美しさ”の“有る”“子”」になってもらえるようにしていくことです。
「彼女のような性格になってほしい」ということではなく、人はそれぞれに、心に“美しさ”が“有”ります。
その心の“美しさ”を、もっともっと引き出していくお手伝いをしていきたいと思います。
「それぞれの“美しさ”が“有る”“子”」になるように。
これが、私にできること、していかなければならない使命だと思います。
もちろん、講師として勉強を教えていくことが本分ですが、機会があるごとに、こういったことを皆さんに伝えさせていただきたいと思います。
これらのことを、天国の有美子に誓って、これからの人生を送っていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
私自身のプライベートな内容が多く、塾講師のブログとしてはふさわしくない、と思われた方もいらっしゃるでしょうが、どうしても書かずにはいられませんでした。
どうかご了承ください。
これからも、「ワンゼミ講師・岸本」として、また「岸本重樹」個人として、精一杯頑張っていきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
岸本